ハートアンドハートの代表・土屋道子(ツチヤミチコ)さんは、
23年の結婚相談経験を持ち、東京都練馬区に相談所を構える。
大学で心理学を学んだ経験もある。
事実をありのままに話すことを心がけており、
正直に話すことで信頼関係も築けると土屋さんは語る。
耳が痛いことばも正直に投げかけるというから、反発がありそうだが、
会員からはむしろ、「もっと言って欲しい」と言われるそうだ。
結婚相談所は自分で確かめることを勧める土屋さんにお話を伺った。
結婚相談所を始められたきっかけを教えてください。
土屋(敬称略 以下、同)
元々、大手旅行代理店で働いていました。そこで、結婚情報サービス会社より結婚式から結婚旅行まで
プロデュースするハウスエージェントを頼まれ引き受けたところ、結局結婚相談カウンセラーも行うことになりました。
カウンセリングをするにあたって、一ツ橋大学の南博名誉教授の元で心理学を一年学びカウンセラーとなりました。
しかし、結婚情報サービスは顔と顔を合わせたカウンセリングではないので、
会員からのクレームが絶えず悩んでいた所、ある会員に結婚相談所の協会を教えてもらい、
話を聞きに行きました。顔を合わせて親身にカウンセリングに取り組んでいたことに共感し、
23年前に結婚相談所を開業しました。
いろんな業態での仲人をご経験されているんですね。結婚情報サービス会社と現在の結婚相談所のご経験を経て得たこだわりはありますか?
土屋
まず会員様ごとによって、活動方法は変わってくるので、
最初のミーティングで活動方針を決め、定期的にミーティングによる意見交換を行い、違和感があれば、方向修正していきます。
成婚を目指すにあたり、自分は変わることができますが、相手を変えることはできません。
それに対し、カウンセラーが気を使って会員様に言わないのは良くないと考えています。
事実をありのままに伝え、時には厳しく愛を持って接するよう心がけています。
会員様によっても活動方法は変わってくるんですね。ありのままを言われることは、会員様にとって耳が痛く聞きたくないこともあると思うんですが、土屋さんのカウンセリングでの会員様の反応はどのようなものですか。
土屋
会員の方々からは、もっと言って欲しいと言われる方が多いですよ。正直に話すことで信頼関係を築くこともできますし。
当結婚相談所を通して、成婚する為に、ご自身の中身や見た目やマナーを磨いて自信を持ってもらいたいと思っています。
普段自分のことを正直に話してくれる人はなかなかいないので結婚する以外にも得られることは多そうですね。仲人はどんなお仕事ですか?
土屋
会員様の人生の岐路をサポートする仕事なので、非常に神経を使います。
人と人を結びつけるお仕事なので、絶対うまくいくという方法はないですが、会員様とお付き合いするわくわくは大きいですね。
また、会員様とのお付き合いが教科書となって様々なことを教えてもらい学ぶことが多いです。
そうですよね。同じ人間がいない以上、成功するためのマニュアルはないですよね。結婚とは、土屋さんにとってなんでしょうか。
土屋
結婚とは、「完成がないもの。」だと思います。自分の未知の可能性と相手の未知の可能性を見出し、
今まで以上の人生を送れるよう高めあうことではないでしょうか。
最後に、結婚相談所を探していらっしゃる方へのメッセージをお願いします。
土屋
自分の目で耳で足で、相性の合う結婚相談所を確かめてください。
最低でも3つの相談所は回って、いい活動ができるよう頑張ってください。